チロルのブログ

君が願うなら空を飛んでみようよ

眩い光に夢を見る


橋本涼くんのファンになってもうすぐ季節がふた巡りしようとしてる。



降り積もる雪が眩しい季節に出会った君。端正な顔立ちと力強くて繊細な歌声は、どこかアンニュイな雰囲気を醸し出していて。


始まりは一目惚れだったけど、ステージに立ってキラキラ輝くあなたは、紛れもなく私の理想のアイドル像そのままだった。



忘れもしない2019年8月5日。

ドキドキしながら初めて涼くんに会いに行ったあの日。
もう2度と起こらないであろう奇跡が起き、サマステという楽園へのチケットを手に入れた私は、他の誰でもない、あの夏の橋本涼くんに会いに六本木へと向かった。

方向音痴すぎて1時間六本木をさまよったことも、さまよった末にテレ朝のガチな事務所的なとこへたどり着いてぬか喜びしたことも、灼熱の坂道を登ってる最中にサンダルが壊れたことも、今となってはいい思い出。(ひどすぎる)


初めてのEXシアター。灼熱の太陽がギラギラと照りつける屋上。階段を駆け下りて地下へと向かうあのワクワク感。立見席ならではのぎゅうぎゅう感。
各々が各々の思いを抱いて振るペンライトの光。
私はそこで、握りしめた青い光をただ1人にだけ向けていた。

橋本涼くんのことを「好きだ」と再確認した日。自分の気持ちが固まったあの日。これから先もずっと大切な思い出。墓場まで持ってく。




橋本涼くんの好きなところはどこ?なんて聞かれることも少なくない。正直言うとその質問にはいつも困ってる。好きなところなんて数え切れないほどあるのに、それを上手く紡ぐ語彙力が私にはないから。


例えば穏やかで常に落ち着いて物事を俯瞰的に見てるところ。
例えば少年のように無邪気な笑顔。
例えば人狼で負けて不貞腐れちゃうところ。
例えば努力を人前で見せないところ。


でも、1番好きなところは、「優しさ」なのかも。

彼は、「どうしてそんなに優しいの?そんなに優しくしてもあなたになんのメリットもないんだよ?」なんて最悪なことを言いたくなるくらいには優しい。

優しさって2種類あると思う。「こうすればこの人は喜んでくれるのではないか」、「こういうのを求めてるのではないか」、「こういう人にはこういう言葉をかけてあげるべきなのではないか」、ということを瞬時に判断し、それをやれるのが1つ。偽善とはまた違った、ほんとうの優しさだと思う。

もう1つは、優しくしようと思ってるんじゃなくて、無意識に動いちゃう人。考えるよりも、ただ単に「こうしてあげたいから」で行動を起こせる人。優しくありたい、とかじゃなくて、自然とそうなっちゃう人。
多分涼くんは後者だと思うんだ。


誰かが嫌いな食べ物があるなら自分が食べればいい、誰かが飲めないものがあるなら自分が飲めばいい、誰かが重い荷物を持っているなら自分が助ければいい、困っている人がいたら迷うことなく救うことが出来る、しかも無意識に、こんなの誰にでもできることでない。



無音ダンス回、最初から最後まで通しで1番ピッタリだったのは涼くんだけど、最後の部分で優勝を素直に譲れるところ、きっとそれは、周りに流されたとかではなく、シンプルにそう思ったからこそあの場でああいうことが言えた。


第2弾のカレー企画、大好きでずっと食べたいと豪語してたナンを理不尽極まりない理由で取り上げられても尚、メンバーに「おいしい?」「感想聞かせて?」と優しく受け入れることが出来る、多分私だったらブチ切れて椅子の一つや二つぶち壊してた。(最悪)


そして最新のつべ、Hi侍の企画、メンバーみんなが嫌いな罰ゲームドリンクを「ノーリアクションで飲めたらその罰ゲームなしでいい?」などと提案し、見事勝利。もちろん自分はその激マズドリンクをしっかり飲んでる。身を呈してメンバーを守るその姿勢が、自分を犠牲にしてまで守るその姿が、たまらなくカッコよかった。


もちろん私はアイドルとしての橋本涼くんしか知らなくて、それも私のガチガチの色フィルターを通して見た私にとっての橋本涼くんでしかないけど、言葉の端々や行動から滲み出る優しさが好きで。



熱しやすく冷めやすいこの性格上、割と昔から推し変という名の「冷め」はたくさん経験してきた。(嵐を除いて)

だから涼くんを好きになってしばらくしても、グッズに手を出すことはもちろん、周りに公言することも避けていた。いつか来るのかもしれない「冷め」が怖かった。

でもそんな心配を他所に涼くん、HiHi Jetsはどんどん私を底なしの沼に沈めていて、「好き」なんて簡単な言葉じゃ片付けられないくらい心の支えになっていて。

いつくるかも分からない「冷め」に怯えて応援するよりも、今の涼くんを、今しか見れない涼くんを心から応援したいと思えるようになった。
もしかしたら未来の自分が「無駄なことにお金使って……」なんて呆れてるかもしれない。
それでも、今を全力で楽しもうと思えたのは全部あなたのおかげ。


キャパの狭い会場でのライブ参戦も、トンチキなグッズも、予告されない先輩のバックでのテレビ出演に驚き喜ぶことも、個人でバラエティのお仕事を頂いて泣いて喜んだことも、グループに新しくオリジナル曲をもらって湧いたことも、全部全部あなたが教えてくれた「幸せ」の感情。


どんなに辛いことがあっても悲しいことがあっても涼くんという存在がいてくれるだけで勝手に強くなれたし元気になれたし、幸せな気持ちになれた。
涼くんが個人としての目標だったり夢を語ってる目はすごくキラキラしてて、特にこれと言った夢も希望もなかった私までワクワクして、勇気が貰えた。



アイドルが偶像であることは分かってる、それをわかった上で勝手に救われて、勝手に好きでいる。こちらからは何も求めないし、自分の思うアイドルの道を進んでいってほしい。


…あっでも、叶うのならこれだけ願わせて


世界中のありとあらゆる幸せが涼くんに降り積もってほしい。
美味しいご飯を好きなだけ食べてほしい。
信号全部最高のタイミングで青になってほしい。
暖かいお布団でゆっくり休んでほしい。
ありとあらゆる占いで1位であってほしい。
自販機でジュース買った時2回に1回の割合で当たってほしい。
空を見上げた時、雲ひとつない快晴が広がっていてほしい。
耳を塞ぎたくなるような言葉は届かないでほしい。
夢を叶えてほしい。

心も体も健やかに、穏やかでいて、たくさんの愛に囲まれて生きていてほしい。


10代最後の涼くんに会えなかったこと、きっと一生悔やむけど、この殺伐とした社会が落ち着いてゆっくり会える時が来たら、想いを乗せた青い光をあなただけに届けるよ。



20歳のお誕生日おめでとう。






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